VPN料金の読み方

【2026年8月】NordVPNの料金は本当に月540円か|27か月契約と更新価格まで公式で確認した

広告この記事にはアフィリエイト広告(プロモーション)が含まれます。リンク経由の購入で私に紹介料が入りますが、順位や評価は紹介料の有無で変えていません。

「NordVPNが月540円なら、他より安いのでは」

そう思って公式サイトを開くと、購入ボタンの下に小さくこう書いてあります。

¥49,410 ¥14,580 最初の27か月。割引:初回価格と更新価格の比較。更新価格は¥21,960/年。

月540円は嘘ではありません。ただし「27か月ぶんを一括で14,580円払った場合の月割り」で、しかも初回契約のときだけの価格です。 更新後は年21,960円、月あたり1,830円になります。

それでも私は、NordVPNを主要5社の総合1位にしています。 理由は料金ではありません。この記事では、公式ページで確認した料金の全体像と、それでも1位にした理由を書きます。

2026年8月28日の訂正とお詫び

初版で「ノーログの第三者監査を公表しているのは5社中NordVPNだけ」と書きましたが、これは誤りでした。ExpressVPNもKPMGによる監査を3回(2022年9月・2023年12月・2025年6月)公式に公表しています。初版ではExpressVPNの申込ページしか確認しておらず、トラストセンターを見ていませんでした。

この訂正にともない、ExpressVPNを順位なしから4位に変更しました。なお私は同社と2026年8月28日にアフィリエイト提携をしています。順位を動かしたのは提携したからではなく、上記の事実誤認を訂正したためですが、提携の事実そのものは判断材料として開示しておきます。監査の回数(NordVPN 6回・ExpressVPN 3回)は変わらないため、1位は据え置いています。

この記事の要点

  • 「月額540円」は27か月ぶんを一括前払い(14,580円)した場合の月割り
  • 更新後は年21,960円(月あたり1,830円)。初回の3.4倍。公式に明記されている
  • プランはベーシック/コンプリート/エリートの3つ
  • ノーログポリシーの第三者監査を6回受けている(PwC 2回・Deloitte 4回)。監査法人名と実施年を公式に公表
  • 同時接続10台。アカウント単位なのでサーバーを分ける必要がない
  • 運営はパナマ。30日間の返金保証あり

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NordVPNの料金:3プランの実際の支払い

公式の2年プラン表示で確認した値です。2026年8月26日時点。

NordVPNの3プランの料金。ベーシックは初回27か月14580円で更新21960円/年、コンプリートは18630円で34680円/年、エリートは26730円で45960円/年
上の青いバーが最初にまとめて払う額、下の赤いバーがその後の年額です。
プラン 表示月額 最初の27か月 更新後(年) 更新後(月あたり)
ベーシック 540円 14,580円 21,960円 1,830円
コンプリート 690円 18,630円 34,680円 2,890円
エリート 990円 26,730円 45,960円 3,830円

※消費税が適用される場合があります(公式表記)。

VPNとしての機能はどのプランでも同じです。 上位プランで増えるのは、ウイルス対策・パスワードマネージャー・1TBクラウドストレージ・ダークウェブ監視・固定IPといった付随サービスです。

VPNだけが目的なら、ベーシックで足ります。

「2年プラン」は27か月

公式ページの「2年プラン」の横には「+ 3か月延長」と書かれています。つまり実際の契約は27か月です。

これはおまけがついているということなので、利用者にとって不利な話ではありません。ただし比較するときは注意が必要です。14,580円 ÷ 27か月 = 540円であって、24で割った数字ではありません。他社と月額を並べるときは、分母がバラバラだということを頭に入れておいてください。

なお公式の期間セレクタによれば、1年プランは66%割引、1か月プランは0%割引です。1か月だけ試したい場合、NordVPNは割引が効きません。

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それでも私が1位にした理由

料金だけを見れば、NordVPNは有利ではありません。更新後の月1,830円は、私が調べた5社で最も高い金額です。

それでも1位にしたのは、次の1点です。

ノーログポリシーを、外部の監査法人が6回検証している

NordVPNのノーログポリシー第三者監査の履歴。2018年PwC、2020年PwC、2022年Deloitte、2023年Deloitte、2024年Deloitte、2025年Deloitte
回数では5社で最多です。ExpressVPNもKPMGによる監査を3回公表しています。

公式の記載を引用します。

最初の2回はPricewaterhouseCoopers AG Switzerlandによって実施され、その後の審査(2023年の第4回審査、2024年の第5回審査、2025年の第6回審査を含む)はDeloitteによって実施されました。6回の審査すべてにおいて、当社は見事に合格しました。
(NordVPN公式「ノーログVPN」ページ・2026年8月26日確認)

「ログを取っていません」と書くだけなら、どのVPN会社にもできます。 VPNは通信をまるごと預ける道具なので、その主張が本当かどうかを利用者が確かめる手段があるかどうかは、料金より重い、というのが私の判断です。

今回調べた5社のうち、監査法人名と実施年まで公式に出していたのはNordVPNとExpressVPNの2社でした。ExpressVPNはKPMGによる監査を3回(2022年9月・2023年12月・2025年6月)公表しています。回数ではNordVPNの6回が最多です。 MillenVPNはノーログポリシーを掲げていますが第三者監査の記載は確認できず、スイカVPNはノーログの明示自体を確認できませんでした。

なお私は監査報告書の原本そのものは確認していません。 確認したのは「公式サイトにそう書かれている」というところまでです。

運営がパナマにある

公式はこう説明しています。

NordVPNはパナマを拠点に運営しています。パナマにはVPNプロバイダーに適用されるデータ保存法は存在しません。

通信ログの保存を法律で義務づけられている国に会社があると、ノーログを掲げていても限界があります。拠点がどこかは、ノーログの信頼性とセットで見る項目です。

同時接続10台をアカウント単位で使える

NordVPNは1契約で10台まで同時接続できる。スイカVPNは1サーバーにつき3台、MillenVPNはデバイス数無制限との比較
台数の数え方はサービスごとに違います。NordVPNはアカウント単位で10台です。

台数の「数え方」はサービスによって違います。 NordVPNはアカウント単位で10台なので、接続先のサーバーを分ける必要がありません。スイカVPNは「1サーバーにつき3台」という条件つきです。

家族のスマホ、テレビ、ゲーム機まで含めて保護したい場合、この差は料金差より効いてきます。

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NordVPNの具体的な使い道

「安全そうなのは分かったが、実際どう使うのか」に答えます。

1. 公共Wi-Fiでの通信を守る(キルスイッチが効く場面)

空港・ホテル・カフェのWi-Fiは、同じネットワークの第三者から通信を覗かれる可能性があります。VPNを通せば通信は暗号化されます。

NordVPNで効いてくるのはキルスイッチです。移動中は電波が不安定でVPNが切れることがありますが、切れた瞬間に通信そのものを遮断するので、「VPNが落ちているのに気づかず素の回線で送信していた」という事故を防げます。公式は「VPN接続が切断された場合でも、機密データの漏洩を防ぎます」と説明しています。

2. 家族と端末をまとめて保護する(10台)

1契約で10台まで、アカウント単位で使えます。 自分のスマホ・PC・タブレットに加えて、家族のスマホやテレビまで入れられます。サーバー単位で数えるサービスと違い、「どのサーバーに何台つないだか」を管理する必要がありません。

家族4人でそれぞれ契約すると月2,000円以上になりますが、1契約を分け合えば月540円(初回27か月)で済みます。

3. 海外出張・旅行で接続先の国を選ぶ

224以上のロケーションから接続先を選べます。今回比較した中では最大規模です。滞在先の国が対応しているか、日本のサーバーがあるかを気にせず使えるのは、行き先が毎回変わる人には効きます。

4. プライバシーを本気で守りたいとき

NordVPNにはDouble VPN(2つのサーバーを経由する)やOnion Over VPNといった専用サーバーがあります。公式は「機密情報を頻繁に扱う人々にとって、優れたソリューション」と説明しています。ここまで用意しているサービスは多くありません。

支払いに暗号通貨も使えるので、申し込み自体を匿名で済ませることもできます。

5. 広告とトラッカーをまとめてブロックする(コンプリート以上)

VPNだけならベーシックで足りますが、コンプリートプラン以上には次世代のウイルス対策・広告とトラッカーのブロック・パスワードマネージャー・1TBのクラウドストレージが付きます。

セキュリティソフトとクラウドストレージを別々に契約しているなら、まとめたほうが安くなる可能性があります。 契約中のサービスの料金と足し算して比べてみてください。

使い始めるまでの手順

公式が案内している手順は3ステップです。

  1. プランを選んでアカウントを作る
  2. 使っている端末のアプリをダウンロードする
  3. サーバーを選んで接続する

手動での設定は不要とされています。うまくいかなければ30日以内に返金してもらえます。

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NordVPNのデメリット(正直に書きます)

1. 更新後が5社で最も高い

月1,830円は、今回比較した5社で最高額です。 スイカVPNは更新後も878円、MillenVPNは1,045円、ExpressVPNは1,250円でした。

5年間の総額で計算すると、NordVPNは74,970円。MillenVPNの47,124円、スイカVPNの52,680円と比べると、22,000〜28,000円の差がつきます。

対策はあります。 更新の前に、公式でその時点のキャンペーン価格を確認して契約し直すか、乗り換えるかを決めることです。自動更新に任せたままにすると、一番高い価格を払い続けることになります。

2. 「2年プラン」の月額換算が27か月ベース

不利益ではありませんが、他社と月額を横並びにするときは分母が違うことに注意してください。

3. 1か月だけの利用には向かない

公式の期間セレクタによれば1か月プランは0%割引です。短期だけ使いたいなら、MillenVPNのワンタイムプラン(7日638円〜)やスイカVPNの1ヶ月プラン(1,097円)のほうが向いています。

4. 日本の会社ではない

日本語のサポートは提供されていますが、運営はパナマの会社です。消費税の扱いも「適用される場合があります」という表記になっています。日本の会社であることを重視するなら、スイカVPNやMillenVPNが候補になります。


30日間返金保証の使い方

NordVPNには30日間の返金保証があります。公式の説明はこうです。

すべてのプランには30日間の返金保証が付いているため、リスクなしでお試しいただけます。

VPNの速度と安定性は、契約者の回線・地域・時間帯・接続先で大きく変わります。記事の数字では判断できません。 契約したらすぐ、いつも使う端末といつもの時間帯で試してください。

この30日が、実質的な「試用期間」です。

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NordVPNの基本仕様

項目 内容
運営国 パナマ
サーバー 224以上のロケーション
同時接続 10台(アカウント単位)
ノーログ第三者監査 6回(PwC 2018・2020/Deloitte 2022〜2025)
キルスイッチ あり
返金保証 30日間
支払い クレジットカード・PayPal・暗号通貨ほか
最安プラン ベーシック 月540円(27か月14,580円)

他社と比べてどうか

比べる軸 NordVPN 他社との比較
契約時の月額 540円 MillenVPN 396円・Surfshark 388円のほうが安い
更新後の月額 1,830円 5社で最も高い(最安はスイカVPN 878円)
第三者監査 6回・監査法人名を公表 5社で最多(2位はExpressVPN3回)
同時接続 10台 MillenVPNは無制限、スイカVPNは1サーバー3台
サーバー 224以上のロケーション スイカVPNは45都市
日本語サポート あり スイカVPN・MillenVPNは日本の会社

料金で選ぶならNordVPNではありません。 安全性の根拠を自分で確認したい、台数が必要、という理由で選ぶサービスです。


この記事で検証していないこと

私はNordVPNと契約していません。 次の項目は測定しておらず、この記事には書いていません。

  • 通信速度・接続の安定性。他サイトの「実測◯Mbps」も、その人の環境での測定値です
  • Netflixなど特定の動画配信サービスの視聴可否
  • 中国など通信規制の強い国での接続可否
  • 監査報告書の原本。確認したのは公式サイトの記載までです

速度は30日間の返金保証を使って、ご自身の回線で確かめてください。


よくある質問

Q. 月540円で使えるんですか?

27か月ぶんを一括で14,580円払えば、月あたりは540円です。毎月540円ずつ払う契約ではありません。 また更新後は年21,960円(月1,830円)に上がります。

Q. どのプランを選べばいいですか?

VPNだけが目的ならベーシックで足ります。 VPN機能は3プランとも同じです。ウイルス対策やパスワードマネージャー、クラウドストレージも一緒に使いたい場合だけコンプリート以上を検討してください。

Q. 更新のとき自動で引き落とされますか?

自動更新が基本です。更新前に価格を確認して、続けるか乗り換えるかを判断してください。 放置すると月1,830円で継続することになります。

Q. 何台まで使えますか?

10台です。 アカウント単位なので、接続先のサーバーを分ける必要はありません。

Q. 本当にログを取っていないんですか?

公式は、PwCとDeloitteによる第三者監査を6回受け、すべて合格したと公表しています。私が確認できたのは「公式にそう書かれている」ところまでです。 監査法人名と実施年を公表しているのは今回の5社ではNordVPNとExpressVPNの2社で、回数はNordVPNの6回が最多でした。


まとめ

NordVPNは安いVPNではありません。

契約時の540円は27か月一括前払いの月割りで、更新後は月1,830円。5年で計算すると74,970円と、今回比較した5社で最も高くなります。

それでも私が1位にしたのは、「ログを取っていない」という主張を外部の監査法人に検証させた回数が、5社で最も多かったからです。 VPNは通信をまるごと預ける道具です。その主張を利用者が確かめられるかどうかは、月に数百円の差より重いと考えました。

ただし更新後の料金を重視するなら、監査3回のExpressVPN(月1,250円)のほうが月580円安いという比較になります。どちらを取るかは読者の判断です。

同時接続10台をアカウント単位で使える点も、家族や複数端末をまとめたい人には効きます。

一方で、更新後の価格は必ず把握しておいてください。 自動更新に任せると、5社で最も高い月1,830円を払い続けることになります。更新前に一度、価格を確認する習慣をつけるだけで、この記事の差額は取り戻せます。

まず30日間の返金保証で、自分の回線での速度を確かめてください。 そこだけは記事では代われません。

※この記事の料金・仕様は2026年8月26日にNordVPN公式サイトおよび他社公式サイトで確認した内容です。キャンペーンや為替により変動します。契約前に必ず公式サイトで最新の条件をご確認ください。